神山 巍氏による『雲南省西北部茶馬古道沿いの少数民族を訪ねて』(ヒマラヤ学誌 No.13, 331-340, 2012)を、ヒマラヤ学誌編集委員会(編集責任者;松林公蔵京都大学教授)の承諾を得て、掲載しています。

【添付資料】himalayan_study_monographs_no_13_p331-340_kaymiyama.pdf/『雲南省西北部茶馬古道沿いの少数民族を訪ねて』 神山 巍 ヒマラヤ学誌 No.13, 331-340, 2012

 雲南省西北部茶馬古道沿いの少数民族を訪ねて

神山 巍

2010年11月4日から11月15日まで12日間、中国雲南省西北地域(省都昆明市の西北、楚雄彝(イ)族自治州・大理白(ぺー)族自治州・麗江(リージャン)市・迪慶(デチエン)蔵(チベット)族自治州)の茶馬古道注2)沿いに住む少数民族(彝族、白族、納西(ナシ)族、蔵族など)の人びとを訪問し、その生活・文化に接する機会があった。雲南省西北部から東南方向に流れ、下流で長江となる金沙江(チンサジャン)、納西族の人びとが聖山と仰ぐ玉龍雪山(標高5,596 m)、大理の西に十九峰が連なる蒼山や巨大湖・洱海(アールハイ)のほとりや盆地(パーズ)(写真1)、山の斜面あるいは山中に棲み分けて平和に暮らす少数民族を訪ね、その生態を観察する機会を得た。訪ねた少数民族それぞれの生態から窺うことのできた独自の文化創造、自然環境との調和、環境問題への対応について若干の考察を行った。

一方、唐の都長安(現在の西安)からこれら少数民族とおおよそ等距離にあり、同じ照葉樹林文化圏(東亜半月弧)9)を形成するわが国とこれら少数民族との歴史から見た宗教上の生活・文化に関する若干の比較考察を、先行文献により試みたので合わせて報告する。

(以下、添付ファイルをご参照くださいませ。)

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