園江 満氏による『ラオスにおける伝統的砂糖生産の諸相 ―タイ文化圏の生産工具研究から―』(ヒマラヤ学誌 No.13, 354-367, 2012)を、ヒマラヤ学誌編集委員会(編集責任者;松林公蔵京都大学教授)の承諾を得て、掲載しています。

【添付資料】himalayan_study_monographs_no_13_p354-367_sonoe.pdf/『ラオスにおける伝統的砂糖生産の諸相 ―タイ文化圏の生産工具研究から―』 園江 満 ヒマラヤ学誌 No.13, 354-367, 2012

ラオスにおける伝統的砂糖生産の諸相
―タイ文化圏の生産工具研究から―

園江 満

中国西南部から東南アジア大陸山地部にかけては、かつて山間盆地を拠点にタイ系民族を中心とする盆地連合国家群が展開していた。この地域は現在、タイランド、ビルマ(ミャンマー)、ヴェトナム、ラオス、インド、中国といった国民国家の領域に跨っているが、実際には今日なお国境を越えて緩やかな繋がりを持った社会を維持している。

東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所(AA研)の新谷忠彦教授(現・名誉教授)らは「タイ文化圏Tay Cultural Area」という概念を提起して、タイ系言語をリンガフランカとしながら、「多言語、多民族であって、一つの大伝統に支配されるのではなく、様々な文化的要素を持ちながら、それらを有機的に結びつけている何らかのシステムが存在する一つの複合文化交流圏」としての広がりを多角的に論じている。

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