園江 満氏による『タイ文化圏の農耕文化 ―ラオス北部の稲作を中心に―』(ヒマラヤ学誌 No.12, 198-208, 2011)を、ヒマラヤ学誌編集委員会(編集責任者;松林公蔵京都大学教授)の承諾を得て、掲載しています。

【添付資料】himalayan_study_monographs_no_12_p209-222_sonoe.pdf/『タイ文化圏の農耕文化 ―ラオス北部の稲作を中心に―』 園江 満 ヒマラヤ学誌 No.12, 209-222, 2011.pdf

日本語本文がp209から、英語要約がp222、となっております。

タイ文化圏の農耕文化
―ラオス北部の稲作を中心に―

園江 満

中国西南部から東南アジア大陸山地部にかけての山間盆地には、かつて盆地連合国家群が存在していた。この地域の社会は、今日もなお国民国家の国境を超えて、タイ系言語をリンガフランカとしながらも多言語・多民族構造をもった複合文化交流圏としての緩やかなつながりを維持している。

筆者は、これまでにも稲作を中心とした農業にかかわる道具と技術の考察から、ラオス北部と中部以南ではさまざまな相違点があることを指摘してきたが、本稿では、この周辺地域の広がりを捉える概念としての「タイ文化圏 Tay Cultural Area」をラオス北部の農耕技術を軸に描き出し、併せて、一般には水田農耕民と考えられているタイ系民族の農耕文化が、多民族社会における文化的・物質的交流によって現在に至ったものである可能性をいくつかの事例から検討してみたい。

(以下、添付ファイルをご参照くださいませ。)

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