安仁屋 政武氏による『ネパール・ムスタンのトレッキングと地形』(ヒマラヤ学誌 No.18, 127-146, 2017)を、ヒマラヤ学誌編集委員会(編集責任者;松林公蔵京都大学教授, 奥宮清人京都大学准教授)の承諾を得て、掲載しています。

【添付資料】himalayan-18-127-aniya.pdf

ネパール・ムスタンのトレッキングと地形

安仁屋 政武

2016 年4 月、ネパールのムスタンへトレッキングに行った。カリ・ガンダキの上流と源流域を周回するルートで、カグベニから右岸をロー・マンタンまで行き、帰りは左岸を通ってムクティナート経由でカグベニへ戻った。正味12 日間で、歩いた所の高度は3000m 位から4200m 位の間である。ムスタンはティベットと接していてティベット文化を継承している地域である。モンスーンがアンナプルナ—ダウラギリの大ヒマラヤ山脈に遮られるため非常に乾燥しており、寒さも相まって植生は一般に貧弱で灌木・草が主である。トレッキングの道中で観察した事項について(1)集落の地形的位置、(2)洞窟、(3)耕作放棄地、(4)河岸段丘、(5)バッドランドと土柱、(6)麓屑斜面、(7)地すべり/ 崩壊、(8)氷河地形、(9)周氷河地形、(10)泥で覆われた斜面、(11)特異な地形、に分けて記述し一部に若干の解釈・考察を行った。

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