最後に、安成 哲三氏(名古屋大学地球水循環研究センター, AACK)から、『地球温暖化でアジアの雨と雪はどう変わるか?』と題した発表をいただきました。
≪以下、講演要旨等より≫
≪名大大学院理学研究科広報誌『2008.「理ソフィア」15、特集 地球温暖化に挑む』より引用しています≫
今、地球温暖化が大きな問題になっており、いろいろな議論がなされています。二酸化炭素に代表される温室効果ガスの増加が、地球温暖化に大きな影響を与えつつあるのは事実でしょう。しかし私は温暖化とともに重要な問題がもう一つあると考えています。
「地上に降った雨は、川から海に流れ、海から蒸発して、地上に降る」という水循環は我々の生活を保障している大事な現象です。また、地球は「水惑星」といわれ、地球の気候は水なしでは考えられません。温室効果ガスの増加によって水循環がどう変わるか、アジアを中心に話したいと思います。
【添付資料】