4番目には、松島 憲一氏(信州大学大学院農学研究科)から『ブータン王国の山菜 -野生植物の食用利用とその伝統的知識について-、』と題した発表をいただきました。
≪以下、講演要旨よ り≫
演者ら信州大学とブータン農業省の共同研究チームは、2005年より6年間にわたりブータン王国で食用利用されている山菜などの野生植物についての現地調査を行ってきた。この調査は同王国全20県の農村、市場等において行われた。この結果、6科18種のシダ植物の若い葉が、60科172種の種子植物の葉、花、果実、根などが食用利用されていることが明らかになった。現地では苦味のある植物が好まれる他、日本の山菜と共通する植物種もみられた。
【添付資料】20111210_20_04_matsushima_handout.pdf/配布資料『ブータン王国の山菜』(20111210_20_04_matsushima_handout.pdf)