最後に、上田 豊氏(名古屋大学名誉教授(氷河学)、 AACK)から、『地上と上空から見たヒマラヤの変貌』と題した発表をいただきました。
≪以下、講演要旨より≫
ヒマラヤで氷河観測を始めた1970年代には、地球の気温はやや下降気味で氷河の拡大が予測されたが、1980年代から温暖化が始まった。氷河の縮小は、ローカルにはその融け水を利用する周辺地域の水資源にかかわり、また氷河末端の湖が拡大し決壊災害を起こすおそれもある。他方グローバルには、地球の海面上昇につながる。ヒマラヤで起きている氷河・氷河湖の変動、また雪の山々の変貌を、1960年代からの地上写真と2007年の空撮写真等から見てみましょう。
【添付資料】20111210_20_05_ageta_handout.pdf/配布資料『地上と上空から見たヒマラヤの変貌』(20111210_20_05_ageta_handout.pdf)