まずは中国雲南省に接するミャンマー・シャン州北部地域の実情、その地域で長年栽培されてきたケシのことを概説されました。
その上で、日本が1997年から信州大学氏原教授(現名誉教授)を中心に推進してきたケシの代替作物(蕎麦)の導入の様子、2013年からの旧ケシ栽培地域での食糧生産の向上と生計向上の為の新プロジェクトが紹介されました。
現地経験豊富な(元)コーカン特別区麻薬対策・貧困削減プロジェクト専門家 吉田直子氏により現地の様子が描写されました。
~~~~2012/8/26補足ここから~~~~
信州大名誉教授の「そば博士」氏原暉男(あきお)さん(75)(長野県南箕輪村)については、http://www.myanma.jp/modules/news/article.php?storyid=459をご覧ください。そして、以下のURLもご覧いただければと思います。
http://inamai.com/studio/studio/studio20060311.html
また、懇話会でいただいた質問に対する回答が、MLの700番で回答されています。
~~~~2012/8/26補足ここまで~~~~
【添付資料】
≪以下は、講演要旨より≫
中国雲南省と接し、少数民族がモザイク状に分布するミャンマー・シャン州北部地域。この地域では、その貧困のため長年ケシが栽培されてきました。日本は1997年から信州大学名誉教授の氏原暉男先生を中心に、同地域でケシの代替作物の導入支援を開始。以降、様々な形で支援を続け、2013年からは地域の生計向上を目指す新たなプロジェクトを開始します。発表では日本人には馴染みの薄い現地の実情、支援の歴史、ケシ撲滅の難しさについて、写真を中心に紹介します。