最後に、榎本 浩之氏(国立極地研究所 北極観測センター)から、『北極圏の温暖化 -自然・フィールドワーク・人-』と題した発表をいただきました。

北極圏の温暖化について、北極圏の自然・フィールドワークそしてそこに住む / そこで出会った人達の話を交えて紹介された。

北極圏は今、海氷の減少、氷河の融解等が顕著におこり、温暖化の早い進行が判って来ている。海氷の減った北極海では、航路の開通が期待されてもいる。急変する北極環境で、いろいろな懸念と期待が生じている。

今、日本の北極研究者約300人が参加して、環北極という包括的・総合的な連携で観測を行い解明を目指す「GRENE北極気候変動研究事業」が、2011年に始まった。陸域・雪氷・大気・海洋・海氷・気象といった個々の観測から、船舶工学、航行支援システム構築、日本への影響など社会的な範囲まで有機的なつながりで研究が行われるといいます。

【添付資料】

20120714_22_05_enomoto_projector.pdf/プロジェクタ資料『北極圏の温暖化』(20120714_22_05_enomoto_projector.pdf)

20120714_22_05_enomoto_projector_v2.pdf/プロジェクタ資料『北極圏の温暖化』(20120714_22_05_enomoto_projector_v2.pdf)

20120714_22_05_enomoto_handout.pdf/配布資料『北極圏の温暖化』(20120714_22_05_enomoto_handout.pdf)

≪以下、講演要旨より≫

北極圏では海氷減少、氷河の融解などが顕著に起こり、温暖化の速い進行がわかってきています。また、海氷が減った北極海では、航路の開通が期待されています。急変する北極環境でいろいろな懸念・期待がうまれています。北極探検・調査の過去と現在を比べ、最近の北極圏の調査で何がわかってきたのか、その情報をもとにどのような活動が行われようとしているのか、観測の風景やそこで出会った人たちとの話を交えて紹介します。

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