最後に、大石 惇氏(NPO法人 西域生態系保全フォーラム理事長、静岡大学山岳部紫岳会、静岡大学名誉教授)から、『果物のふるさと 西域(伊犁) -リンゴの起源地での保全活動-』と題した発表をいただきました。
【添付資料】
20140628_29_05_席上配付資料:果物のふるさと-西域(伊犁).pdf
20140628_29_05_プロジェクタ資料:果物のふるさと-西域(伊犁).pdf
天山北麓の伊犂州は、豊富な野生植物の生息地であり、特にリンゴの起源地とされている。しかし、新疆ウイグル自治区は地下資源の開発と工業化が進み、それに伴う人口の急増、食糧需要の増大から、農業開発と過放牧が急激に進んで、残っていた野生リンゴの群落も荒廃の一途をたどっていた。日中共同で植物の野生種を保存し、その特性を調査し活用して行くため、新源県に100haの「天山有用植物資源圃」を、1992年から8年がかりで日中共同で建設してきた。今回は、1987年から現在までの野生果樹の保全の様子を紹介された。
リンゴはアジア西部からヨーロッパ南東部の原産とされる。カザフ語(チュルク語派)でアルマはリンゴを指し、アルマトイとは「リンゴの親父」を意味すると言います。次のCAEPF通信第3号をご覧ください。
http://www4.tokai.or.jp/saiiki/report/caepf003.pdf
更に詳しくは、次のURLをご覧ください。
http://e-hutte.net/ito/iri2006-2007.pdf