次に、『野生チンパンジーの世界 ~マハレ山塊国立公園(タンザニア)の事例より~』と題して、伊藤 詞子氏(京都大学野生動物研究センタ―研究員)のご発表をいただきました。
【添付資料】
東アフリカ西端に位置するマハレ山塊国立公園では、主に野生チンパンジーの研究が継続しておこなわれてきており、来年で50周年を迎える。チンパンジーの日常の暮らしぶりとともに、長期研究によって徐々に明らかになってきた、チンパンジーと彼らを取り巻く世界の短期的(e.g. 主食となる果実の利用の仕方と結実動態パターンの関係)、及び長期的な動態(e.g. 気候や植生の変化)について、紹介された。