4番目には、『ヒマラヤ・チベット高所住民の健康 ~低酸素適応と生活変化の相互作用~』と題して、奥宮 清人氏(京都大学東南アジア研究所連携准教授、総合地球環境学研究所客員准教授、AACK)の発表をいただきました。

【添付資料】20141220-31-04-プロジェクタ資料:ヒマラヤ・チベット高所住民の健康:奥宮.pdf

チベット人は、ヘモグロビンの過剰生産を抑制し血液がドロドロになることを防ぐ方法で低酸素適応した。EPAS1遺伝子に特異な変異があり、それは、ネアンデルタール人と同時代に生きていたデニソワ人から受け継いだという証拠が最近発見された。

我々の調査より、チベット人は高血圧や糖尿病に脆弱であることが判明し、若い時には有利であった低酸素適応方法が、高齢になると生活習慣病には不利となるトレードオフが背景にあるらしい…として、概要を説明された。

メーリングリスト

雲南懇話会メーリングリストにて、今後の講演会のご案内・関連情報を配信しております。こちらに示すいずれかの方法でご連絡いただければと思います。

著作権について

媒体の如何を問わず、本ホームページに掲載している全体または1部を転載或いは複製し、頒布などの目的による利用を希望される時は、事前にご連絡ください。詳しくは、著作権についてをご覧下さい。