最後に、安仁屋 政武氏(筑波大学 名誉教授)から、『南米・パタゴニア氷原-30余年の調査の軌跡』と題した発表をいただきました。
【添付資料】
20151003-34-05-席上配付資料:南米・パタゴニア氷原-30余年の調査の軌跡:安仁屋.pdf
20151003-34-05-プロジェクタ資料:南米・パタゴニア氷原-30余年の調査の軌跡:安仁屋.pdf
パタゴニアは、南米の南端に位置する広大な地域(日本の2倍強)で、チリとアルゼンチンにまたがっている。ここ(チリの太平洋岸)に、日本はもとより世界でもほとんど知られていない、世界でも有数の規模を持つパタゴニア氷原がある。講演者はこの地域の氷河について1983年からいろいろな調査を行ってきた。今回は、調査地への旅の珍しい写真とエピソード・苦労話などを交えながら、これらの調査について紹介された。(「講演要旨」より)
氷の浮く湖面にこぎ出すゴムボート。ライフジャケットは着用せず。水中に落ちたら、着けていてもいなくても同じ…ということらしい。足下にクレバスを覗きながら歩く光景、氷河から流れ下る激流を飛び越す光景、何れも怖い画像である。しかし調査・研究に携わる人々の表情は明るく柔和である。「羊の丸焼」の様子が、羨ましい。