次に、『中国チベット自治区・未踏の霊山 カイラース ~四宗教の複合的聖地~』と題して、宮本 久義氏(東洋大学大学院客員教授(インド哲学・ヒンドゥー教思想))からご発表をいただきました。
【添付資料】プロジェクタ資料:カイラース写真.pdf
中国チベット自治区西部に位置するカイラース山(海抜6656メートル。別名カンリンポチェ、マパムユムツォ)は、ヒンドゥー教、ジャイナ教、チベット仏教、ポン教の信徒たちが等しく霊山と崇める聖域である。1992年に歴史学者の色川大吉氏を隊長とする日本西蔵聖山踏査隊に参加し、収集した巡礼者への聞き取り調査やその後の研究を基に、チベット人、インド人の精神世界の相違をお話しされた。