次に、『インド・シッキム州、カンチェンジュンガ東面の山旅、2016年4月 ~困難な入域、ゼム氷河、シニオルチューの麗姿のことなど~』と題して、頭師 正子氏(雲南懇話会幹事、薔薇愛好家)のご発表をいただきました。
【添付資料】プロジェクタ資料ーインド・シッキム州カンチェンジュンガ東面の山旅.pdf
ネパールとインド・シッキム州との国境にある世界第3位の高峰カンチェンジュンガ(標高8586m)東面、ゼム氷河のレストキャンプ(4500m)に滞在した。ここは世界最美の山と言われたシニオルチューのベースキャンプ地で1970年代までは容易に入山出来たが、最近は環境保護と聖山という理由で入山が困難になった地域である。
演者たちは今年最初の入山者だそうで、リーダー以下高齢者11人の山旅の様子を紹介した。朝日に輝くカンチェンジュンガ、そしてヤルンカン!何度も拝見することができた。シニオルチューの麗姿も見事だった。シニオルチュ一語で検索してみてください。北大山の会の該当するページに直行します。パウル・バウアーの著書が簡潔に紹介され、1936年にシニオルチューを初登頂したことを含め、翌年のナンガ・パルバット遠征に照準を当てたドイツ隊の様子が要約されています。