立教大学地域系研究所主催公開シンポジウム『ネイティブ・マインド Ⅱ』のご案内です。懇話会の世話人である小林尚礼氏の演題もあります。
立教大学地域系研究所主催公開シンポジウム
『ネイティブ・マインド Ⅱ』
昨年開催した「ネイティブ・マインド」に引き続き、立教大学の地域系県境所がそれぞれ1名の講師を招聘し、大地と共に生きる文化の視点から、現在の私たちの生き方を問う。各30分の講演の後に、フロアを交えたディスカッションを行う。
日時 |
2010年7月10日(土)午後5時~8時
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場所 |
立教大学池袋キャンパス7号館7102教室
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所在地 |
http://www.rikkyo.ac.jp/access/index.html
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内容 |
- アメリカ研究所
横須賀孝弘氏 北米インディアン-その神話と実像 多彩なイメージで語られる北米インディアン。自己の内面への批判的な検証を通し「我々にとってのインディアンとは何か?」を考える。
- ラテンアメリカ研究所
藤岡美恵子氏 私の見たマヤ人-協働の経験から グァテマラの先住民族コミュニティの組織化・教育プロジェクトでの協働を通じて見たマヤのアイデンティティについて語る。
- アジア地域研究所
小林尚礼氏 チベット人の聖なる山-カワカブ 聖山カワカブ(梅里雪山)山麓のチベット人が山に抱く思い、それを知るなかで変化した自分のものの見方を紹介する。
- 日本学研究所
宇井眞紀子氏 アイヌ民族に18年寄り添って-カムイ(神)の存在 日常の些細な場面に感じられているカムイ(神)。アイヌ民族にとって大きな、そして身近なカムイの存在を感じて私が思うこと。
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主催 |
立教大学地域系研究所 |
参加費 |
無料 |
申込方法 |
予約不要 |
問い合わせ先 |
総合研究センター副センター長 上田 信 ueda*rikkyo.ac.jp (迷惑メール対策のため、@を伏字にしています。実際に申し込む際は、*を@に変更してください。)
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講師プロフィール
講師プロフィール |
- 横須賀孝弘氏
東京大学法学部卒業。NHKテレビディレクターとして、「ウォッチング」「地球ファミリー」「生きもの地球紀行」などの自然番組を中心に制作しており、著作として「ハウ・コラ 大平原のスー族」、「北米インディアン生活術」、訳書に『大平原の戦士と女たち』、『北米インディアン悲詩』、監修本に『北米インディアン生活誌』などがある。北米インディアンの第一人者の1人として評価されている。
- 藤岡美恵子氏
山口県出身。東京外国語大学卒業、ジョージ・メイソン大学(米)紛争分析解決研究所修士課程終了。1988年から2001年まで国際人権NGO反差別国際運動(IMADR)の専従職員。1998年から2006年までグァテマラの先住民族コミュニティの組織化・教育プロジェクトに従事。現在法政大学非常勤講師。国際協力論、国際人権論の授業を担当。主な著書に『国家・社会変革・NGO―政治への視線/NGO運動はどこへ向かうべきか』、『制裁論を超えて―朝鮮半島と日本の<平和>を紡ぐ』など。
- 小林尚礼氏
千葉県出身。京都大学大学院環境工学修了。1996年の中国雲南省梅里雪山登山(この山では京都大学山岳部関係者を含む日中合同登山隊が1991年に遭難)を契機に、山岳写真家として活躍。チベットやヒマラヤで、人間の背後にある自然をテーマに撮影活動。著書に『梅里雪山 十七人の友を探して』、共著に『トウガラシ讃歌』など。毎日新聞で写真記事「モンスーンの恵み」を連載中。
- 宇井眞紀子氏
千葉県出身。武蔵野美術大学卒業、日本写真芸術専門学校卒業。写真家樋口健二氏に師事。個展「ウレシパ・モシリ~アイヌ・育みあう大地」、「タスマニアの木霊」、「アイヌときどき日本人」、「アシリ・レラ~それはアイヌ語で“新しい風”」、「記憶の大地~ナバホ保留地・祈りの旅」など。写真集『アイヌときどき日本人』(第7回「週刊現代ドキュメント写真大賞/国内フォト・ルポ部門賞」受賞)、『眠る線路』、『ASIR RERA』など。第4回「さがみはら写真新人奨励賞」受賞。
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上田 信様、ご紹介ありがとうございました。