2012年8月、「氷海に閉ざされた1296時間-第12次南極越冬隊の記録-」という本が、極地研ライブラリーの一冊として刊行されました。
出版社である成山堂書店のホームページ上のサイトは下記です。
http://eshop.seizando.co.jp/index.php?main_page=product_info&products_id=1250
以下、成山堂書店HPより転載いたします。
第12次隊を乗せた観測船「ふじ」は、往路40日間、復路14日間にわたり、氷海に閉じ込められた状態・ビセットを経験。
これは、歴代の南極観測隊の中で最も長い時間、氷海に閉じ込められた記録となっており、それによって昭和基地に滞在できた日数は1年にも満たなかった。また、氷情が悪く「ふじ」は昭和基地沿岸まで辿り着けず、接岸することができなかったため、大型の観測機器等を輸送することができず、隊員たちは最低限の物資で基地の建設や観測、調査を行わなければならなかった。
本書は、このような特異な体験をした第12次観測隊の越冬記録である。
【目次】
第1章 昭和基地を目指して
第2章 試練の12次隊
第3章 昭和基地
第4章 昭和基地における観測活動
第5章 ロケットによるオーロラ観測
第6章 冬季内陸旅行
第7章 内陸基地
第8章 越冬の終わり~帰国に向けて~
中尾正義様、ご案内いただきありがとうございます。