最初に、芳井 健一(サイクリスト、通訳案内士(Licenced guide)、会社員)から、『ミャンマー自転車紀行、1011㎞ 〜全15行政区のうちシャン州やカレン州など9行政区を走行〜』と題した発表をいただきました。

 講演者は自転車で世界の街道を走破しており、ミャンマーへは過去3回、タイ国境でボーダーパスを取得し、日帰り入国したが、本講演では2012年の旧正月(1月下旬)、第4回目のミャンマー旅行について語られた。ミャンマーには外国人に開放されていない地域があるため、この旅は前半(シャン州ラーショウから世界遺産のバガンまで)と後半(カレン州パアン郊外からヤンゴンまで)とに分けて行った。辺境地帯のコントロールは今でも大きな課題のようである。旅の前半は昆明からマンダレーまで続くアジアハイウエイ14号線のミャンマー区間である国道3号線沿いに、雲南省に隣接する4つの行政区を走行した。一方、後半はアジアハイウエイ1号線の一部である国道8号線沿いに、タイに隣接する5つの行政区を走行した。ミャンマーの風土は高原、サバンナ・半砂漠、モンスーンと、地形も気候もバラエティーに富んでいる。ミャンマーは「敬虔な仏教徒の国」というイメージがあるが、国内各地にモスク、ヒンドゥー寺院、教会、観音寺があり、宗教には寛容な国がらである。騙そうとすることのない、温厚な人達。托鉢の子供たちに向ける眼差しは優しい。たくさんの写真により、その風土、人、食事など、素顔のミャンマーが紹介された。

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