南井 英弘氏による『6~70歳代で登ったチベット、ネパールの山々 ―失敗例を中心に―』(ヒマラヤ学誌 No.16, 213-223, 2015)を、ヒマラヤ学誌編集委員会(編集責任者;松林公蔵京都大学教授, 奥宮清人京都大学准教授)の承諾を得て、掲載しています。

【添付資料】hsm-16-213-6~70歳代で登ったチベット、ネパールの山々:南井.pdf

6~70歳代で登ったチベット、ネパールの山々 ―失敗例を中心に―

南井 英弘

 60年前の1955年、山岳部の新人だった。暁の星を見ながら米を洗い、薪をくべ煙にむせびながら食事当番をしていた。そんな時、戦前の英国ヒマラヤ遠征隊の報告書を読んで驚いた。

 「Good morning, Sahib, Hot tea, Sir」と言ってキッチン・ボーイがテントを開け、熱い紅茶を持ってくる。暫らくすると「Sahib, Hot water, Sir」と言ってテントの前に洗面器に並々と注がれたお湯が置かれ、これで顔を洗う。何と優雅な山行だ、こんな山登りもあるのだ。会社勤めを終えたら何としてでもヒマラヤで登山を楽しもうと決意した。

 2009年4月・2010年6月・2014年4月開催の雲南懇話会で、海外の山旅で体験した自分の大きな失敗例を中心に体験を紹介する機会があった。本稿では、懇話会で話した失敗例及びその他の事柄を紹介する。なお、それぞれの懇話会毎に主題と関係付けて編集してあるので、記述は時系列的になっていない。ご了承をお願いしたい。

(以下、添付ファイルをご参照くださいませ。)

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