20100417_14_05_daniels_80x9620100417_14_05_daniels_01_projector_Page_01_128x96最後に、Christian DANIELS氏(東京外国語大学 アジア・アフリカ言語文化研究所 教授)から、『雲南タイ族の年代記 -明朝末期の徳宏州(雲南省西南部・ムンワン / 隴川)の物語-』と題した発表をいただきました。

≪以下、講演要旨より≫

雲南は、北の「チベット族文化圏」と南の「タイ族文化圏」をつなぐ位置にあります。「タイ文化圏」には東南アジア的要素が顕著ですが、現在のバンコクを首都とするタイ王国が中心の文化圏ではありません。タイ系言語を話す民族はタイ王国だけではなく、中国、ミャンマー、ラオス、ベトナム、アッサムなどにも広く分布しています。このことは、歴史上、これらの地域に、タイ系民族を中心とした小王国が数多く存在していたことに由来します。タイ族はチベット族と同じように自己の文字を使用しており、自己の立場から王国の歴史を書きとめた年代記を残しています。雲南西南部の徳宏州にあったムンワン(漢名;隴川)というタイ族の小王国は、中国とミャンマー両国の間接統治を受けていました。講演では、16世紀末、この王国で発生した事件を通じて、タイ族が自己の歴史をどのように理解していたかを紹介します。

<添付資料>
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