20110709_19_03_shiraiwa20110709_19_03_shiraiwa_projector3番目には、白岩 孝行氏(北海道大学低温科学研究所准教授/総合地球環境学研究所准教授)にご発表いただきました。演題は『魚附林の地球環境学-親潮・オホーツク海を育むアムール河-』でした。

≪以下、講演要旨よ り≫

魚附林。岸辺の森から流れ出す栄養分が沿岸に藻場を作り魚を育むことを指す言葉です。我々の研究により、アムール河流域が、オホーツク海や北部北太平洋親潮域の巨大な魚附林になっている可能性が浮かび上がってきました。アムール河からもたらされる溶存鉄が基礎になって、世界に冠たるオホーツク海や親潮の豊かさが維持されているのです。しかし、このシステムにも温暖化や人為的な擾乱による影響が現れ始めています。漁師が山に植林したように、最下流に位置する日本が上流の国々に呼びかける活動が始まりました。

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