4番目には、和田 城志(せいし)氏(サンナビキ同人)から『剱沢幻視考、PartⅡ -冬剱・雪黒部、そして今 -』と題した発表をいただきました。

冬の剱岳、黒部の雪景色を十二分に堪能させてくれました。いつ拝見しても、凍傷覚悟と伺っていても、厳冬期の黒部川の渡渉の光景には、その発想と実行力を含め、眼を見張るばかりで声になりません。和田さんが怪人に過ぎるのか!

「雪黒部とナンガ・パルバットはかけがえの無い私の宝」という和田さんは今、月のほぼ半分の時間を「旅」に費やしているという。2010年1月から2012年5月まで、ネパールと日本での主要な「歩き旅」の累計日数は、198日に及ぶといいます。

【添付資料】20120714_22_04_wada_handout.pdf/配布資料『剱沢幻視考、PartⅡ -冬剱・雪黒部、そして今-』(20120714_22_04_wada_handout.pdf)

≪以下、講演要旨より≫

私の過去の山行記録、冬の剱岳、雪の黒部川横断、剱沢大滝の写真を紹介しながら、その魅力と歴史的背景をお話します。そして、その延長線上にある私の現在の活動、主に国内の歩き旅を中心にお話します。

ヒマラヤに象徴されるアルピニズムの世界に身を焦がした過去、日本の風土再発見を気付かされた旅の世界としての今、共通するのは登山の風土論です。ありふれた所の意外な素顔を紹介します。

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