まず、『アマゾン先住民の文化と暮し ~シングー国立公園及びその周辺地域の開発について~』 を、南 研子 氏(NPO法人 熱帯森林保護団体代表)からご発表をいただきました。

アマゾンの熱帯林、及びその地に暮らすインディオと呼ばれる先住民の現状は、開発による熱帯林の破壊に大きく影響され、有史以前より続く独自の文化継承も危ぶまれている。熱帯林減少の原因は、先進国に暮らす人間の消費と深い関係にあり、遠いアマゾンの熱帯林消滅危機は、日本人の生活と密着している。この事実について、今年7月に行なった29回目のアマゾン視察に基づき、その最新の実情を映像を交え報告された。

兎に角、圧倒的な迫力ある話(報告)だった。26年間に亘り延べ29回、アマゾンを訪問し先住民インディオと生活を共にしてきた人ならではの、慈愛と慟哭、そしてインディオを支援する強靭な意志を感じさせられた。開発行為(熱帯林破壊活動)は多岐に亘っている。地平線の彼方まで広がる牧場(肉牛飼育)、大豆栽培・養鶏、サトウキビ栽培(エタノール原料として)、鉱山開発(特に鉄鉱石)、水資源開発(ダム建設)、金採掘と水銀の使用など等である。

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