最後に、鈴木 正崇氏(日本山岳修験学会会長、慶應義塾大学名誉教授)から、『南インドの山と森の信仰 〜カルナータカ州のブータの場合〜』と題した発表をいただきました。

南インドのカルナータカ州の南部ではブータと総称される神霊の祭りが乾期(11月〜4月)に盛んに行われている。担い手の主体は、アウトカーストで、社会的地位は低いが、祭りでは神霊が降りてくる器となり、身体にメイクを施し、巨大な飾り物を背負い、神霊の起源を語り神がかり託宣を行う。時には故地から辿ってきた神話の再現も演じる。山や森に祀られていたブータが、ジャイナ教やヒンドゥー教と混淆し変容してきた過程をお話しされた。

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