最後に、窪田 順平氏(総合地球環境学研究所 研究基盤国際センター副所長・教授、AACK)から、『中国の水資源・水環境をめぐって 〜沿岸部と内陸部の対比から〜』と題した発表をいただきました。

改革開放政策以降、近年の中国の経済成長はめざましいが、その代償として多くの環境問題に直面してきた。水に関しても、1990年代の黄河断流、長江大洪水をはじめ、2007年におきた太湖のアオコ大発生による長期の取水制限など、量と質の両面で問題が顕在化した。三峡ダムや南水北調や太湖で行われた水汚染対策など、国家的な取組が行われた中国の水の量と質に関して、西北部乾燥地域や太湖等具体的な事例から、現状を概観された。

以下の3点が、特に印象深かった。
1. 国全体では、中国に水の危機は無い、量はコントロールされている。
2. しかし、質が問題。
3. 北京、天津、河北省、河南省では、物理的に水が不足している。

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