第61回雲南懇話会は12月14日(日)、東京市ヶ谷のJICA国際会議場で開催されました。今回は最終回となるため、多くの方が関心を持ってくださり、講演会に127名、茶話会に92名が参加され、たいへん盛況でした。参加いただいた皆様、どうもありがとうございました。今回も3名の方から、ご講演をいただきました。

  1. 「カワカブに通い続けた25年 〜遺体捜索と聖山探索 そして山に生きる人々との出逢い〜」 「梅里雪山17人の友を探して」著者、カワカブ会代表 小林尚礼

     25年間にわたる捜索のご苦労、その間に理解したご遺族、現地の人々、様々な関係者の思い、そして聖山カワカブへの、ご自身の対し方の変化などが語られました。一人の青年が人生をかけて取り組んだ課題と、その過程での様々な人との交流、悟ったこと、そこから生まれてきそうな将来のこと。とても感銘の深いお話でした。

  2. 「がんと歩む世界七大陸最高峰」 医療法人Shindo 旭川リハビリテーション病院 理事 麻紀子
     「がんと歩む世界七大陸最高峰」は、乳がんとの闘病、副作用のつらさに苦しむ中、もっとつらい高所登山に挑むことで、副作用のつらさを忘れることができ、大きな目標も達成することができた、という体験を語られました。このようなことは、誰にでも経験できることではないと思いますが、苦しいことに遭遇した時、何か他の大きなことに熱中することで苦しさを忘れ、また何事かを達成できるかもしれない、という考え方は、一つの光明になりそうです。
     エベレストへの挑戦では、最近のエベレスト登山の混雑ぶりを動画でリアルに紹介されました。頂上アタックは、予定を超えた40数時間の行動で達成できたとのこと。世界最高峰の厳しさの一端を知ることができました。

  3. 「地球温暖化問題はなぜ外交アジェンダとなったのか? そしてその後」 東京大学教養学部客員教授 米本 昌平

     1989年のベルリンの壁崩壊を契機とする東西冷戦の終結により、核戦争の脅威から突然開放された国際政治は、脅威の空白を埋める新たな地球大の脅威を必要とし、それが地球温暖化問題であった、という見立てにびっくりしましたが、紹介される資料により、国際政治には、そのようなダイナミズムが働くのか、と納得することができました。
     非常に大きなテーマに対し、50分の講演時間はあまりに短かく、話を最後に要約しきれなかった点は残念でしたが、この講演資料は後日、雲南懇話会のホームページで閲覧できるようになります。是非、もう一度ご覧になり、理解を深められますようお願いいたします。

メーリングリスト

雲南懇話会メーリングリストにて、今後の講演会のご案内・関連情報を配信しております。こちらに示すいずれかの方法でご連絡いただければと思います。

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