4番目には、『ヒマラヤ・チベット高所住民の健康 ~低酸素適応と生活変化の相互作用~』と題して、奥宮 清人氏(京都大学東南アジア研究所連携准教授、総合地球環境学研究所客員准教授、AACK)の発表をいただきました。

チベット人は、ヘモグロビンの過剰生産を抑制し血液がドロドロになることを防ぐ方法で低酸素適応した。EPAS1遺伝子に特異な変異があり、それは、ネアンデルタール人と同時代に生きていたデニソワ人から受け継いだという証拠が最近発見された。

我々の調査より、チベット人は高血圧や糖尿病に脆弱であることが判明し、若い時には有利であった低酸素適応方法が、高齢になると生活習慣病には不利となるトレードオフが背景にあるらしい…として、概要を説明された。

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